長い間会社で活躍され、とてもお世話になった上司が
定年退職されることがあると思います。
そんなとき、お祝いの気持ちと、これまでの感謝を伝えるため
何か気が利いたメッセージを送りたいと思うことがありますよね。
ただ、メッセージを考えるときには
できるだけみんなと同じ内容は避けたい
と思います。
具体的にいうと「お疲れ様でした」のような言い回しですね。
そのような、ありきたりな内容ではない言葉を送って
しかも、喜んでもらうことができたら最高です。
ただ、そんな心にしみるメッセージや一言って
一体どんな風に考えたらよいのでしょうか。
そこで今回は、上司など目上の人にも喜ばれるような
メッセージの作り方やその文例を見ていきたいと思います。
上司に退職おめでとうございますは失礼にあたる!?
「退職おめでとうございます」って失礼じゃないの??
などと、ふと迷ったことがあるかもしれませんね。
結論から言いますと、定年まで勤めあげ
新しく第二の人生をスタートさせるという意味で、
定年退職される方に「おめでとうございます」といって
お祝いするのは失礼にならないようです。
ただし、これは「定年退職」で、
しかも「円満退職」する場合に限ったこと。
もし定年でない場合や、何か事情があって会社側から
解雇される場合などには、あまり使用しないほうがいいようです。
事情によっては、少々注意が必要となりますので、
退職理由をあらかじめ調べておいたほうがいいかもしれません。
そのうえで、「おめでとうございます」のひと言を贈るなら、
その感謝のひと言に加えて、自分なりの気持ちや上司との思い出や
エピソードを交えて心に残るメッセージを送るのも素敵ですね。
または、部署のメンバーでひと言ずつメッセージを集め
寄せ書きを作って贈るなどというのも、楽しくていいでしょう。
感謝の気持ちを上司とのエピソードを交えて贈る文例
では、実際にはどんなメッセージを贈ればよいのでしょうか。
いざとなると、いろいろと考えて迷ってしまい、
なかなかまとまらない・・・なんてことありますよね。
ここでは、そんな時の文例を2つほどあげてみたいと思います。
定年退職お祝い申し上げます。
長年にわたりご指導、ご鞭撻いただき
ありがとうございました。
今後は第二の人生におかれまして、
ますますご活躍されることお祈り申し上げます。
ご定年おめでとうございます。
長い間ほんとうにお疲れ様でした。
○○さんに厳しくご指導いただいたこと、
いま私の大切な糧になっております。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
上記はほんの一例ですが、少々かたい文面になってしまいましたね。
この文例をアレンジして、さらに自分なりのエピソードや気持ちを添えると、
あなたならではの心に残るメッセージが作れるのではないでしょうか。
ちょっとフォーマルな言い回しも場合によっては必要
なんとなくフレンドリーなメッセージが
送りにくい雰囲気のときってありますよね。
そんなときは、フォーマルな文面をもとに、
自分なりのアレンジを加えて文章を組み立てるとよいかもしれません。
ここでは、そんなときの文例をご紹介してみましょう。
この度は、定年を迎えられ、退職されるとのこと、
まことにおめでとうございます。
これまで多くのご指導賜りましたこと、
言葉にできないほどの感謝の気持ちでいっぱいでございます。
○○様より賜りました学びを胸に、
今後とも精進してまいる所存でございますので、
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
末筆になりますが、○○様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。 敬白
平成△△年◇月□日
あくまでも上記については、文章の骨組み程度ですので、
これに自分なりの気持ちなどを加えてアレンジする必要があります。
ぜひあなただけの思い出深いメッセージを作ってみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いざメッセージを考えようとすると
何をどのように書いたらよいのか・・・と、
迷ってしまうことが多いかもしれません。
しかし、長年勤めてこられた上司ですので、
贈る側のこれまでの感謝の気持ちが大切です。
さらに、楽しかったエピソードや苦労話を交えて
在職期間を楽しく思い出せるようなメッセージなら
心に残る温かいメッセージになると思います。
ぜひ、あなたの感謝の気持ちが詰まったメッセージを
お世話になった方に贈ってあげてくださいね。
コメントを残す