知らないと恥をかく!?「匂い」「臭い」「香り」の違いと正しい使い方!

どうも、夏は汗臭くないか心配な僕です。

気のせいだとは思うのですが、何故か僕にだけやたらとハエが集まる気がします。

さて、日本語の使い分けってかなり複雑で、大人になった今でも漢字の書き方や使い分けを迷うことがありますよね。

今更、人に聞くのも恥ずかしいし…でもLINEやメールで間違えたらもっと恥ずかしい…

いいにおいのするアロマを…(あれ、においってどんな字を書くんだっけ?香りって表現の方がいいのか?)

ハチロウ

友人

スマホを見つめてどうしたの?
においって漢字がどちらかわからなくてさ…女性とラインするのに漢字を間違えたら恥ずかしいだろ…

ハチロウ

友人

しゃあない、漢検1級の俺が詳しく教えてやるよ!これで知識も女性もゲットしろよ

というわけで「『匂い』『臭い』『香り』の意味の違いや正しい使い方」を具体的な例文を使ってわかりやすく教えてもらうことにしました!

この記事を読めば、今後も一瞬で使い分けができるようなり、もう二度と迷うことがなくなります!

また、ワンランク上のにおいの表現もお教えしますので教養を身につけた知的な大人になれますよ!

「匂い」「臭い」「香り」違いを把握しよう!

匂いの意味

まず辞典(デジタル大辞泉)で調べてみると「そのものから漂ってきて、嗅覚を刺激するもの」と出てきます。

そのままですね(笑)

一般的にはポジティブなイメージの時にこちらを使います。

  • 「花のいい匂いがする」
  • 「美味しそうなカレーの匂いがする」

など好意的な印象の場合です。

また、上級編として「いかにもそれらしい感じ・趣」という意味もあります。

  • 「レトロな匂いのする街並み」
  • 「人が生活した匂いが漂う」

といったように雰囲気を表す時に使うとワンランク上の大人な表現ができます。

臭いの意味

こちらも辞書で調べてみると「嗅覚を刺激する、不快なくさみ。悪臭」とでてきます。

はい、そのままですね(笑)

「くさい」とも読めるように「臭い」はネガティブなイメージの時に使います。

  • 「刺激の強いアンモニアの臭いがする」
  • 「トイレからおならの臭いがする」

といったように嫌悪感がある場合です。

また、「匂い」に雰囲気を表す意味合いがあるように「臭い」にも「いかにもそのような感じ・気配」という意味があるのですが、

  • 「犯罪の臭いがする」
  • 「危険な臭いがする」

といったようにマイナスな表現をする時に使います。

ちなみ「香り」はこういう意味

「におい」に近い表現で「香り」という言葉がありますが、こちらは「よいにおい。香気」と辞書にあるようにいい匂いがする場合に限って使います。

  • 「アロマのいい香りがする」
  • 「スパイスの香り」

といったように「匂い」よりも上品な言い方をしたい時にオススメです。

もう迷わない「匂い」「臭い」「香り」の使い方・使い分け

とは言うものの「具体的にこの場合はどうするの!?」と迷うことがあるので例文をいくつか用意しておきます。

これを見れば一目瞭然!

紛らわしいものもあるので絶対にチェックしておいてください!

「匂い」の例文

  • 「ここの家を通るといつも夕飯のいい匂いがする」
  • 「あの子からシャンプーのいい匂いがする」
  • 「懐かしい故郷の匂いがする」
  • 「神社仏閣は厳かで凛とした匂いがする」
  • 「甘い匂いが部屋いっぱいに立ち込める」

「臭い」の用文

  • 「夏になると汗の臭いが気になる」
  • 「排水口から生ゴミやドブの臭いがする」
  • 「消臭剤でも消えないチーズの臭いが冷蔵庫に充満している」
  • 「服からタバコや焼肉の臭いがする」
  • 「部長がさっき言っていた件は不正の臭いがする」

チーズや納豆のにおいは臭くない!いい匂いだ!」と思われる方もいらっしゃいますが「料理では臭い消しに日本酒を入れる」というように書き手がマイナスのイメージを持つ場合は「臭い」と表現することが多いようです。

ただ、ポジティブな印象を与えるために「チーズのいい匂いが」と表現されることもあるので「この使い方が絶対に正しい!」「この使い方は間違ってる!」と硬くならずに柔軟に考えておいた方が良さそうです。

また、「におい」とひらがな表記をすれば、プラスでもマイナスでも使えますので料理やスパイス、体臭について書く時、読み手にネガティブな印象を与えたくないのでしたら、ひらがなで書くのが無難です。

「香り」の例文

  • 「出汁のいい香りがする」
  • 「このワインはフルーティな香りがする」
  • 「イモ焼酎のこの香りがたまらない」
  • 「味だけでなく香りを楽しめるのが大人の男」
  • 「ウィスキーの微妙な香りの違がわかると一目置かれる」
  • 「アロマの香りが好きと言うと女性と話が盛り上がる」

グルメやおしゃれなものを表現したいときは「香り」を使うのが一番
です。

グルメレポーターの表現に注意してみると「いい香り」と必ず言っています。

また、香りは、味よりも繊細な感覚と表現能力が必要なので、お酒を表現する際に「スモーキーな香りがする」「フローラルな香りがする」と言うと違いがわかる男を演出できます。

「匂い」「臭い」「香り」の類語・言い換え

「いい匂いがする」と言うのもいいですが、最後にワンランク上の大人を目指す方の為に別の言い方や表現を紹介しておきます。

プラスの意味の場合に使う言葉

①芳しい(かぐわしい)

意味いい匂いがすること

  • 「花の香りがとても芳しい」

②香ばしい(こうばしい)

意味:香りが良いこと。こんがりと焼けたものにも使う

  • 「このほうじ茶は香ばしい」

③芳醇(ほうじゅん)

意味香り高く味の良いこと。お酒に使う。

  • 「芳醇な日本酒が好きだ」

④芳香(ほうこう)

意味かぐわしい香りのこと。

  • 「蓋を開けたら芳香が立ち上がった」

マイナスの意味の場合に使う言葉

①異臭(いしゅう)

意味不快なにおい。変なにおい。

  • 「ゴミ袋から異臭がする」

②悪臭(あくしゅう)

意味嫌な不快なにおい

  • 「生乾きの洗濯物から悪臭が漂う」

③鼻が曲がる(はながまがる)

意味鼻を強く刺激するような悪臭がするさま。

  • 「鼻が曲がるような悪臭に眉をひそめる」

このように様々な表現があるので色んな言い方をし、一目置かれる大人になっていきましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「匂い」と「臭い」のような読みは同じですが漢字は違うものを異字同訓と言います。

日本語には多いので気になったら調べてみると面白いかもしれません。

このブログでは他にも様々な為になる記事を数多く紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!

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