桜の季節になると、街がピンク色に染まりますよね。でもよく見たら、ピンク色ではない桜もチラホラ目につきませんか?
地質の違い?日光の当たり方の違い?など、理由はいろいろと考えられますが、実は驚くことに、日本の桜には300種類以上も品種があるそうです。
テレビを見ていると、ソメイヨシノばかりが取り上げられますが、300種類もあるわけですから、当然色も違って当たり前ですよね。
というワケで、今回は品種ごとにどんな色の桜があるのか見てみようと思います。
大きく分けると桜の色は白・淡紅・濃紅の3色
先に述べたとおり、300種類もあると1度に紹介することはできないので、ここでは主な品種の桜をあげてみたいと思います。
- 白色
- 淡紅色(桜色)
- 濃紅色
白妙(シロタエ)・琴平(コトヒラ)・緑萼桜(リョクガクザクラ)・太白(太白)など。
染井吉野(ソメイヨシノ)・一葉(イチヨウ)・普賢象(フゲンゾウ)・小彼岸(コヒガン)など。
紫桜(ムラサキザクラ)・寒緋桜(カンヒザクラ)・河津桜(カワヅザクラ)・紅豊(ベニユタカ)など。
主な品種それぞれの特徴
では、上記で紹介した主な品種について、それぞれがどんな特徴の桜なのかを簡単に説明しておきます。
- 白妙
- 琴平
- 緑萼桜
- 太白
東京の荒川堤で栽培されていたものが元になっています。数少ない、大輪の白い桜。
香川県琴平町に原木があります。花弁の裏側には淡紅色が残り、見上げるとピンク色に見えることがあります。美しい八重の桜。
マメザクラの亜種。萼が緑なので、この名が付けられました。花びらは真っ白で小さく可憐。緑との対比が美しい桜。
日本では絶滅したとされ、イギリスから逆輸入した桜です。大輪の桜。
- 染井吉野
- 一葉
- 普賢象
- 小彼岸
江戸彼岸と大島桜の交配によって生まれました。全国にある染井吉野はすべて同じ遺伝子のクローンです。
雄しべが一本だけ突き出して葉のように見えることから名づけられました。大輪の八重咲きなので目を引きます。
花弁の数が30〜50枚もあり、華やかな八重の桜です。室町時代から知られる由緒正しい、美しい桜。
高遠城址のものが有名。3月の彼岸の頃咲きます。ぱっと咲いてぱっと散るので、見ごろを逃さないようにしないといけませんね。
- 紫桜
- 寒緋桜
- 河津桜
- 紅豊
赤い葉と一緒に咲く桜。こちらも荒川堤から広まりました。花びらが重なった部分の色合いが美しい桜です。
名前に反して、寒さに弱い品種。花は開き切らずに、下向きに付きます。濃い紅色が目を引く桜です。
静岡県河津町のものが有名。開花の際にはニュースでも取り上げられます。濃いピンクが美しい桜です。
花びらの縁が濃いピンク色の八重咲きの桜。良い香りもし、強い品種なので広く栽培されています。
まとめ:道端や観光地では、ぜひ周りに目を配ってみて
今回は、300種類もある、日本の桜の品種のなかから主な品種について紹介しましたが、少しはあなたの参考になりましたでしょうか?
主な品種について見てみただけでも、本当にさまざまな特徴がありますよね。ほかにもまだまだたくさんの品種があるので、気になったものをひとつずつ調べてみるのも、とても面白そうで良いですね。
道端や観光地で、もし気になる桜を見つけたときには、今回の記事を参考にしたり、あなた自身でもちょっと調べてみたりしてみてくださいね。
きっと楽しいと思いますよ。
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