友達とのLINEやり取りにおいて「わかった」という意味でよく使われる『了解した(しました)』。でも、仕事上で使用する際には相手を選ばなければならないと言われますよね。
僕自身も、入社して間もない頃に『了解』という言葉を上司に使ってはいけないとある先輩から注意を受けました。
でも、周りを見渡してみると年配の方が上司に対して『了解しました』と返事しているところを多々見かけることがあったため、とても気になっていました。
そこで、今回この記事ではこのようなあなたの疑問にわかりやすくお答えしたいと思います。
それでは、さっそくいってみましょう。
『了解しました』を上司や目上の方に使うことは間違いではない
結論からいうと、『了解しました』という返事は間違いではありません。むしろ、以前は普通に使用されていました。
実は、『了解しました』という言葉がビジネスシーンで不適切と言われるようになったのは、ほんの10年くらい前から。むしろ、それ以前のマナー本では『了解』が使われてたのです。
簡単に言うと「了解しました」よりも「承知しました」の方が『感じがよい』という理由からで、上司や目上の方に対しては「了解しました」ではなく「承知しました」を使うことが推奨されるようになったのです。
このことは、あるジャーナリスト、ライターの方が本に書いたことがはじまりで、雑誌やWebで取り上げられたことによりいろいろな方が目にするようになりました。
詳しく知りたい方は次の記事が参考になると思います。
参考 「了解/承知」どっちが正しいとか愚問だからもうやめませんかexcite.ニュース 参考 「了解しました」より「承知しました」が適切とされる理由と、その普及過程について東京上野のWeb制作会社LIGただ、上司や目上の方に実際に使うなら『承知しました』がベター
ただ、『了解しました』を使うことが間違いないとは言っても上司や目上の方に実際に使うなら『承知しました』がベターだと思います。
その理由は、『ビジネスシーンで上司や目上の方に了解しましたを使うのは不適切と思っている方もまだいるから』です。
誤解を恐れずに言いますが、個人的にはビジネスマナーというのは相手の感じ方次第だと思っています。
ビジネスマナーの基本を知っておくことはもちろん大事なことで、そのとおり対応をすることで大きく失敗することを避けることができます。
でも、実際には相手の考え方や性格、社内での立ち位置など、さまざまな状況を加味したうえで柔軟に応対することが求められる場合もあります。
その結果、本やインターネットで学んだビジネスマナーどおりに応対しても相手に不快な思いをさせてしまうこともあるのです。
そういったことを考えると、『了解しました』を上司や目上の方に使うのは不適切だと思っている方が少しでもいるのであれば、使用しない方がよいと僕は思います。
【参考】『了承しました』は目上から目下に使う言葉
よく使い方を間違える言葉として『了承しました』があります。
僕自身も『了承しました』はとても使い方に迷う言葉ではあるのですが、ニュアンス的には「それでOKです」という意味合いがあるため、上司や目上の方から部下や目下の者に対して使用するのが適切です。
もし、上司や目上の方に対して「承知しました」以外の言い回しを使いたいのであれば、『かしこまりました』の方が間違いないでしょう。また、「承知しました」をより丁寧に『承知いたしました』とするのもよいと思います。
まとめ
今回は『了解しました』を上司や目上の方に対して使うのが間違いかどうかという点についてお話しました。
- 『了解しました』を上司や目上の方に使うことは間違いではない
- ただ、そうはいっても上司や目上の方に実際に使うなら『承知しました』がベター
ただ、ビジネスマナーというのは相手の感じ方次第というところもあるため、あなたと相手の関係によっては『了解しました』が失礼にあたらないこともモチロンあります。
なので、もし間違ったとしてもそんなに緊張しないで大丈夫です。
気楽にいきましょう(笑)
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