定期的に回ってくる朝礼スピーチ。毎回いろいろとネタを探してはみるものの、特に目新しいものも見つからず、毎回同じような内容になってしまう・・・なんてことありませんか?
スピーチを上手にソツなくこなすには「締め」が大切なのだとか。
そういわれると、話の締め方によって、内容がグッと説得力のあるものに大変身!なんてことありますよね。
そこで今回は、無難なネタでも大丈夫、朝礼スピーチの締め方のコツについて、具体的に見ていきたいと思います。
経験した内容を仕事に生かすようにつなげる
会社での朝礼スピーチですから、もっとも考えやすいのは「仕事に関すること」につなげて話を締めることですよね。
元となるネタはある程度仕事に関連する事であれば何でもよいと思いますし、仕事に関連していないことでも、話を発展させて仕事に関連する内容で締めくくることもできると思います。
具体的に例を考えてみると次のようになります。
- 仕事でのエピソードをネタにした場合
- 仕事中にアクシデントがあった。
- 困っていると、ある助言をくれた人がいた。
- 助言を自分なりに解釈してアクシデントにうまく対応できた。
- この考え方はいろんな場に応用できると思う。
- 日常でみたものをネタとした場合
- 休みの日に買い物に出かけた。
- 買い物中、あるデパートでの工夫に感心した。
- 自分が担当する仕事にも応用できるのではないかと考えた。
- ヒントは様々な所にかくれていることに気付いた。
- みなさんにもヒント探しをぜひおすすめしたい。
健康や安全ネタにつなげる
健康や安全の話は身近なこともあり、興味ある方も多いと思います。
そのため、健康や安全のネタにつなげ、その結果として、仕事に対する士気を高めたり、社員の意識を向上させるような話で締めるというのも良いですね。
たとえば、次のような感じです。
- テレビで○○が健康によいという番組を見た。
- そういえば最近○○してないなぁ(○○食べていないなぁ)と自分なりに反省した。
- そこで自分なりに考えた、簡単に日常に○○を取り入れる方法を紹介。
- 社員の健康があってこその、円滑に仕事を進めることができる。みなさんにも○○をおすすめしたい。
ネタとしては、上記のようにテレビで見た内容やあなたが興味のあるもの、趣味としているもの、好きな食べ物や嫌いな食べ物など、身近なものがよいですね。
そのときのスピーチのコツは、何かひとつをネタとして話を展開させ、話題がアチコチに飛んで話が発散してしまわないように、手短にまとめることです。
身近なことに結び付けるように締める
たとえば、世界の偉人の話や大企業の取り組みやその功績、社会情勢など、ちょっと身近とは言えない話をネタにする場合もあると思います。
しかし、身近とは言えない話をネタにすると、聞いている側が「ああ、そんな本どっかで読んだことあるような気がするなぁ」とか「新聞やニュースで見たかも?」なんて、「聞いているようで聞いていない反応」になってしまいがち。
こんな場合はできるだけ身近な話題に近づけてから締めるとよいでしょう。
例をあげるとするならば、次のような感じです。
- 世界の大企業○○では、こんな取り組みをしていて、こんなに業績をあげている。
- 今の世の中の動向として、今後もこの企業○○は、発展していくことが見込まれる。
- この○○の取り組みを我社にも応用してみたいがなかなか難しい。そこでこんな風に噛み砕いてみた。
- いきなりは難しいかもしれないが、できるところから業務に取り入れていってはどうだろうか?
世界規模の大企業なんて実際は手の届かないところ(!?)かもしれませんが、身近な内容に落とし込み、できるところからお手本にしてみようと試みることで、徐々に自分や社内の意識を、高めていくことができるのではないでしょうか。
まとめ:締めの部分は2つのポイントに注意してまとめるのがコツ
今回は朝礼スピーチの締めについてまとめてみましたが、参考になりましたか?
スピーチの短い時間の中でも、話には起承転結が大切。
そして、最後の締めの部分を次の2点に注意してまとめることがコツでした。
- 聞く側にとって身近な内容でまとめる
- 「聞く側におすすめする形」「問いかける形」「紹介する形」という3つの形を使ってきっちり締めるようにまとめる
上記の2点に注意してまとめることで、スピーチ全体に説得力が生まれ、とても分かりやすいものになります。
聞く側から「長く話したわりに結局何が言いたかったんだ?!」と言われないように、ぜひこのコツを活かしてスピーチしてみてくださいね。
コメントを残す