定期的に訪れる、朝礼のスピーチ。
毎回スピーチが楽しみだなぁ〜という方は良いのですが、人前で話をするのが苦手だったり、ネタ探しに苦戦していたりという方も多いのではないでしょうか。
それなのに、どうして朝礼のスピーチはあるのでしょう。
誰も喜んでなさそうだし、スピーチなんてやらないで、連絡事項などの必要なことだけ伝えるようにすればよいのでは?なんて、あなたも一度くらいは考えたことありませんか?
ボクもスピーチの当番が来るたび、ネタ探しに苦戦していたので、なんで朝礼のスピーチがあるのか気になって調べてみたところ、朝礼のスピーチをすることにはそれなりに意味があると分かりました。
そこで今回は、そんな朝礼スピーチが行われる意味について、ボクなりに分かったことをまとめてみたいと思います。
サクッと流し読み
朝礼でスピーチをする意味は「伝える力」を培うため
毎回毎回ネタさがしに頭を悩ませて、朝礼のスピーチなんていっそのこと、なくなってしまえばいいのに・・・なんて思うことありますよね?
ほとんどの人にとって悩みの種となっている朝礼スピーチですが、どうして行う会社が多いのでしょうか?
まず、スピーチをするためには、次のような手順が必要です。
朝礼スピーチというと、最初にどんな話をするのかネタを探して、1分や3分など、ある程度決められた時間のなかでまとまるように、起承転結などの構成を考え、相手に分かりやすく話をしなければなりません。
また、場合によっては、聞いている相手に分かりやすく話すだけでは足りず、納得させる話でなければならないこともあるでしょう。
そう考えると、すでにお気付きかもしれませんが、その手順などは、仕事をしていく上で行う「プレゼン」や「営業トーク」「交渉」などに通じていることが分かります。
つまり、朝礼スピーチの大きな目的は、仕事をしていく上で必要となる、話を相手に伝えて納得してもらう力、すなわち「伝える力」を培うことだと言えますよね。
「伝える力」を培うことで報・連・相もスムーズになる
朝礼スピーチが上手にできていない人は、社内における「報連相(報告・連絡・相談)」がうまくできない傾向にある、という話もあるのだとか。
先にも書いたように、仕事上、取引先の人に対して何かを説明したり納得させたりということは非常に大切です。
しかし、自分1人だけで仕事をしているわけではありません。同じ社内には上司だったり、同じチームの同僚がいたりするので、社内における「報連相」がとても大切になってきます。
そして、その報連相をスムーズに行うには、今起きていることや今の状態を、うまく話を組み立てて、分かりやすく相手に伝えることが大切になってきますね。
そのため、朝礼スピーチで「話を相手に伝える基本的な力」を養うことは、社内の報連相をスムーズに行うためにも効果的と考えられているようです。
その力が社会人として仕事を行っていくのにとても大切なことだと多くの会社が理解しているからこそ、朝礼のスピーチを習慣としている会社が多いのですね。
視点を変えて朝礼スピーチを自分のためと考えてみては?
ここまでは、朝礼スピーチの意味や効果についてみてきました。
これまでの内容から考えてみると、朝礼スピーチでは「何を話すか」よりも「どんな風に話すか」の方が大切だと思いませんか?
そこで、朝礼スピーチでオススメなのは、スピーチの場を「嫌々ながら、何か話をしなければいけない場」ではなく、「仕事においてうまく相手に話を伝えることを練習する場」と捉えてみるということです。
そのように捉えると、朝礼のスピーチで大切なのは「ネタ選び」ではなく「どのように相手に伝えるか」ということであり、ネタ選びに時間をかけるよりも、リサーチや構成に時間をかけるようにした方が良いということになりますよね。
そして、伝え方を練習する場と捉えるのであれば、最初は難しい内容を話すのではなく、あなたが話しやすい、ちょっとした話題をネタに選ぶ方が良いでしょう。
初めのうちはちょっとずつ、例えば、今日は話の構成に気を付けてみようとか、今日は話し方(表現のしかた)をちょっと工夫してみようなどと、分けて練習していくのも良いかもしれません。
そして、スピーチに段々と慣れてきたら、聞く相手にとって有益な情報や、納得させる内容で話を締めくくるようにしていくと良いのではないでしょうか。
まとめ:ぜひ朝礼のスピーチを「伝える力」の練習の場と捉えてみて
いかがでしたでしょうか?
憂鬱な朝礼スピーチも、あなたのスピーチ力を向上させるための練習の場だと思うと、少しはやる気が起きてきませんか?
仕事をしていく上で、話を相手に伝える力って本当に大切です。
もし、あなたがどうしてもスピーチのネタが探せないという場合には、以前に紹介した気の利いたスピーチのネタを探す方法が参考になるかもしれません。
スピーチを聞いている立場から言ってしまうと、実際のところ、ネタについてはある程度どんなものでも、気にならないというのがホンネだと思います。
ぜひ、朝礼のスピーチをあなたが「伝える力」を身につけるための練習の場と捉え直し、あまり気負わずに話すようにしてみてくださいね。
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