日焼け対策はその前と後が大切!小麦肌の作り方や皮剥けの対処方法まで解説

どうもこんにちは。
ボクは若い頃は小麦肌にあこがれて海に行っていましたが、結局肌が赤くなるだけでした。

でも、どうしても諦めきれずに色々な日焼け方法を調べたり、日焼けサロンを使ってみたり。

ボディービルダーほど大げさじゃないけど、日焼けはボディーメイクに重要なファクターだと思うんだよね。

先日馴染みにしているホームセンターへ行ったら、新しい子が働いていました。
その肌は健康的な小麦色。

最近は色白が流行りとはいえ、適度な小麦肌は明朗快活なイメージがあって、ボクは好きです。

日焼け対策グッズってどこで扱ってるかな?

ハチロウ

小麦肌の店員さん

あ、日焼け対策グッズは入り口です。案内しますね。
ありがとう。店員さんはきれいに焼けてるね。サロンとか行ってるの?

ハチロウ

小麦肌の店員さん

いえ、私は高校のバレー部で自然に。ウチはこの時期ビーチバレーもやってるんです。
へぇ、自然なのにきれいに焼けてるね。

ハチロウ

小麦肌の店員さん

そうですか? そういわれると、うれしいです。
なんか対策とかしてるの? ボクも昔は色々やってたんだけど…

ハチロウ

小麦肌の店員さん

実は私もとも色が白っぽくて…

昔とった杵柄というか、可愛い店員さんと日焼けトークで盛り上がりました。

その場で色々と話していましたが、やっぱり二人共「ちゃんとした日焼け対策は重要」という認識で一致していました。

実はきれいに焼くためにこそ、日焼け対策が必要なんですよ。

女の子は肌が命っていうのものあるけど、日焼け跡皮剥けは大敵。
男のボクだって、不衛生にみえる皮剥けは避けたいのが本音。

小麦肌は相手に好感を与えることが知られているので、会社勤めのボク達にも関係ない話じゃないよね。

無理に焼く必要はないけど、「キレイに日焼けしたいと思った人や、日焼け対策を忘れていて困っている人、日焼けで肌の皮を剥けないための情報が知りたい人」へ向けて、さまざまな情報を紹介します!

日焼けって何? なぜ皮ふは日焼けを起こすの?

まず日焼けってなんでしょうか?

単純に「日差しに含まれる紫外線が皮ふにあたって、肌が黒色や赤色に変わる現象」ぐらいにしか思っていない方は、多いでしょう。

きれいに日焼けをするためには、正しい知識が必要です。

まず、なぜ日焼けをすると肌が黒色や赤色に変わるのでしょうか。

そもそも、日本人はキレイに肌を焼けるのでしょうか。

また日焼け対策グッズに表記される「SPF」や「PA」って一体なんなんでしょうか。

ここでは日焼けにまつわるさまざまな情報を解説します。

赤い日焼けはヤケド、黒い日焼けはメラニン色素による防御反応

ボクは別に敏感肌というわけでもないのに、若い頃は日焼けに行っても赤くなるだけということが多くありました。

そしてムキになって日焼けしすぎて、皮が剥けたり水ぶくれができたり。

そのため色々と調べて実践してきました。

日焼けは文字通り、「日に(皮ふが)焼けた」状態です。

とくに赤い変色は皮ふの急性的な炎症で「サンバーン(sunburn)」といいます。

サンバーンは「日光皮ふ炎」ともいい、症状の重さにより発熱痛み水疱などを引き起こします。
「火傷(ヤケド)」のような症状ですね。

人によりますが、およそ2時間から6時間かけて赤みがでてきます。

対して、黒い変色は皮ふにメラニン色素が生成されはじめ、1日から3日間にかけて色素沈着が進行する現象です。
サンタン(suntan)」といいます。

日焼けをするとさきに赤くなって、赤みが引いていくと徐々に黒っぽくなっていくのは、サンバーンとサンタンの時間に差があることが原因です。

日本人は小麦肌に焼きやすい人種

また、日焼けは人種と密接に関係があります。

たとえば白人種はメラニン色素が少ないためサンバーンを起こす確率が高く、対して黒人種はメラニン色素が多いためサンバーンを引き起こすことがありません。
ここらへんはみなさんイメージどおりですよね。

では日本人はどうかというと、日本人は黄色人種ですので「赤くなることもあるものの、比較的に小麦肌になりやすい」といえます。

日焼けのしやすさは「フォトスキンタイプ」という6つのタイプに分けられます。

フォトスキンタイプとは何ですか?

スキンタイプ反応
I常に赤くなり、決して皮ふ色が濃くならない
II常に赤くなり、その後少し皮ふ色が濃くなる
III時々赤くなり、かならず皮ふ色が濃くなる
IV決して赤くならず、かならず皮ふ色が濃くなる
V皮ふ色がとても濃い
VI黒人

 

日本人はおよそスキンタイプII~IVにあたります。光老化を起こしやすく、皮ふ癌になりやすいのはスキンタイプのI、IIに属する色の白い人です。

したがって日本人は、日焼けをした際のタイプ別に、

  • すぐ赤くなるものの、ほんの少し黒く焼けるタイプ
  • 赤くなることもあるが、かならず黒く焼けるタイプ
  • ほとんど赤くならず、かならず黒く焼けるタイプ

などが、いることとなります。

日焼けをしたいと思った場合、日本人は程度の差はあれど、焼くことができるってことですね。

UVAとUVBの違い。UVAはサンタンに必要で、UVBはサンバーンの原因になる

日焼けにとって「紫外線(Ultraviolet、UV)」の存在は、きっても切り離せません。

外線は大まかに分けて「UVA、UVB、UVC」の3つに別れます。

  • UVA・・・紫外線A波(長波長紫外線)
  • UVB・・・紫外線B波(中波長紫外線)
  • UVC・・・紫外線C波(短波長紫外線)

本来UVCはオゾン層で吸収されるのですが、オゾン層破壊の進行とともに、最近では地表に降り注ぐ割合が増えつつあるといわれています。

ただし、日焼けに直接関係があるのは「UVAとUVB」です。

UVAは地表に降り注ぐ紫外線の9割を占めており、残り1割がUVBとなります。
UVAは1年中降り注いでおり、夏を100とすると、冬場はその半分の50程度になります。

対してUVBは春先から徐々に増えていき、夏をピークとして減っていきます。
秋の終わりから冬の間は一気にその量を減らします、冬場は夏場の5分の1程度まで減少します。

また、メラニン色素を生みだすメラノサイトは主にUVAに反応します。
対してUVBはメラニン色素で吸収されず、皮ふに炎症を起こします。

したがって「UVAはサンタンに必要」で、「UVBはサンバーンを引き起こすリスクが高い」といえます。

日焼け止めに表記されているSPFやPAって何?

みなさんは、日焼けを防ぐために「日焼け止めが効果的」ということを、たぶん知っているでしょう。

そのうえで、実は「きれいに日焼けをするためにも、日焼け止めは重要」だったりします。

日本人は「日焼けをすると、肌が赤くなることがある」というのは話しましたが、この赤みを軽減するために「日焼け止めを薄く塗って、肌を守りつつ適量の紫外線にコントロールする」ことができます。

とくにこの方法は皮ふが弱い人や、日焼けをしていく初期段階に有効です。

この時にどの程度紫外線をカットするのかを示す指標

  • SPF(Sun Protection Factor)
  • PA(Protection grade of uvA)
です。

SPFUVBに対する防御力の指標であり、PAUVAに対する防御力の指標です。

SPFはISO国際規格(世界的に標準化された規格)であり、日本を含めた世界の多くで採用されています。
対してPAは、主に日本で使用されています。

SPFは「その人が本来紫外線を浴びてサンバーンがでるのにかかる時間に対し、同じ時間でサンバーンがでるまで何倍の量の紫外線に耐えられるか」という指標です。分かりにくいですので例を示します。

たとえば紫外線を20分浴びてサンバーンの初期症状が出た人が、「SPF50」の日焼け止めを塗った場合。
その50倍の紫外線を浴びた場合、同じく20分後にサンバーンの初期症状があらわれるという具合です。

注意したいのは「SPF50だからといって、その50倍の時間耐えられるといった意味合いではないこと」です。

そもそも日焼け止めは、水や汗で徐々に薄くなったり、時間経過とともに効果が弱くなります。
そのため、一概に効果がどれくらい継続するのかといった、時間はわかりません。

ただし、皮ふが弱い人でもSPF50程度の効果があれば、赤道直下であっても太陽光に1日中さらされても問題ないとされています。
このような観点から、SPF50以上を「SPF50+」と表記します。

対してPAは4段階(に加えて、無表記)に別れており以下のような意味合いになっています。

  • (無表記):サンタンに対して効果がない
  • PA+:PPD値2~3:サンタンに対して効果がある
  • PA++:PPD値4~7:サンタンに対してかなり効果がある
  • PA+++:PPD値8~11:サンタンに対して非常に効果がある
  • PA++++:PPD値12以上サンタンに対してPA+++よりも効果がある
なお、PAの表記のもととなっているのは「PPD(Persistent Pigment Darkening)」という指標で、紫外線を浴びて肌が黒くなる(サンタン)のにどのくらいの時間がかかるかをもとにした指標です。

日本ではPPDという指標よりも、PAによる指標のほうがわかりやすいため、こちらが採用されています。

この章のまとめ:

  • 日焼けは紫外線のUVAとUVBが原因。とくにUVAはサンタンに必要でUVBはサンバーン(皮ふ炎症)の原因。
  • 日焼けのしやすさは人種に依存する。日本人は欧米人よりも黒く焼けやすい。
  • SPFはUVBの防御力で数字が高い方が防御力が高く、PAはUVAに対する防御力で「+」の数が多いほうが防御力が高い。

日焼けのメリットとデメリット

では日焼けのメリットとデメリットはどうでしょうか。

日焼けをするもしないも、または日焼け対策をするもしないも、「メリットとデメリット」を知ったうえで判断しましょう。

まず日焼けのメリットを解説します。

日焼けのメリット1:異性のきれいな日焼けは男女とも7割を超えて好感をもつ

日焼けのメリットは、やはり対人関係において、適度な日焼けは好感がもたれやすいということに尽きるでしょう。

事実、2019年7月2日から同月5日まで実施された、株式会社エアトリによるインターネット調査(10代~70代の男女751名を対象にした調査)の結果、401名の男性中の72.6%が「日焼けしている女性を【好き】と回答」し、350名の女性中の74.0%が「日焼けしている男性を【好き】と回答」したことが報告されています。

同調査における回答理由は、

  • 健康的だから(20代女性)
  • 白すぎると弱そうにみえる(20代女性)
  • 健康的でかっこ良くみえる(30代女性)
  • 健康そうで活気があるようにみえるから(40代女性)
  • 真っ黒はちょっといただけないが小麦色程度だとよいと思う(50代男性)
と、概ね健康的なイメージをもっていることがわかりました。

(出典元:株式会社エアトリ、@DIME

これは日焼けをするための大きなメリットといえるでしょう。

日焼けのメリット2:人の皮ふはUVBを浴びることでビタミンDを生成する

続けて、私たち人を含めた脊椎動物は、UVBを浴びると皮ふでビタミンDを大量に生成することが知られています。

日本では北海道や沖縄でも、夏場なら週2回の5分~30分の日光浴で生活に必要なビタミンDが生成されることが知られています。

冬場ではUVBの照射量が夏場の5分の1程度になるため、必要な時間も4倍から5倍になります。

この皮ふでつくられるビタミンDは「骨を強くしたり、皮ふに潤いを与える」といった効果があります。

日焼けにおいて、UVAに対する防御がメラニン色素の生成であるのに対し、UVBに対する防御がビタミンDの生成と考えるとわかりやすいですね。

続けて日焼けのデメリットについてみていきます。

日焼けのデメリット1:サンバーンはヤケドの一種。同じヤケドと比べて重篤化しやすい。

日焼けのデメリットとしては、まずヤケドのリスクが全身にわたりやすく、重篤化しやすいことです。

日焼けによるサンバーンは全身など広範囲に渡るため、リスクの高い熱傷(ヤケド)になる危険性を伴います。

通常、皮ふが赤くなるくらいの火傷の場合、「I度熱傷」となりさほど重篤化はしません。

しかし全身におよぶ日焼けは、つよい発熱や倦怠感をもたらすなどの症状をきたすことがあります。

ヤケドで水疱をきたした場合は、通常「II度熱傷」となります。

しかしサンバーンの場合はその多くが広範囲のため、重篤な症状をきたすことがあります。

たかが日焼けとあなどらず、「日焼けはヤケドの一種」という意識をもつことが大切です。

日焼けのデメリット2:皮ふがんのリスクが高くなる

続く日焼けのデメリットとしては、「皮ふがんのリスクが高くなる」ことです。

日焼けと皮ふがんの関係性は昔から指摘されており、紫外線により皮ふのDNAが破壊され、それが癌化します。

とくにDNA損傷に対する修復作用に先天的な異常をもつ「色素変性乾皮症(しきそへんせいかんぴしょう)」では、子供のうちから皮ふがんが起こりやすいとされています。

なぜ紫外線でガンができるのですか?
紫外線は細胞のDNAに傷をつけます。細胞にはそれを修復する機能がありますが、長年にわたり繰り返し傷つけられているうちに、傷の直し間違いが起こり突然変異となります。その部分がたまたまガン遺伝子などガンの発生に関わる遺伝子であった場合、その細胞は勝手に増殖してガンになります。DNA損傷をきちんと修復できない先天的異常をもつ色素性乾皮症では、子供のうちから顔などに皮ふガンが多発します。

日焼けのデメリット3:皮ふのシワやタルミなどの老化を促進してしまう

UVAはキレイな小麦肌のために必要です。

しかしUVAを浴びすぎると皮ふのたるみやシワなどの、いわゆる老化現象を促進することが知られています。
これを光老化といいます。

せっかくキレイ&カッコよくなるために日焼けをしたいと思っても、老化が促進されてしまうのは考えものです。

このように、きれいな日焼けには、「メリットとデメリットを正しく理解して対処すること」が重要なのです。

この章のまとめ:

  • 日焼けのメリット1:日焼けした異性は、男女ともに全世代で7割を超えて好感がもたれている。
  • 日焼けのメリット2:皮ふに適度な紫外線が当たることで、ビタミンDがつくられ、骨を丈夫にしたり皮ふに潤いが宿る
  • 日焼けのデメリット1:サンバーンは全身にわたりやすく、他のヤケドよりも重篤化しやすい
  • 日焼けのデメリット2:過度な日焼けは皮ふがんの原因になる
  • 日焼けのデメリット3:過度な日焼けは老化現象を促進する

きれいに小麦色に日焼けをするには、事前の対策と、アフターケアが大切

これまで日焼けとはなにか、その原因はなにか、はたまたメリットやデメリットまで解説してきました。

きれいな日焼けのためにも、メリットを最大限に活かしつつ、デメリットを極力減らすことが必要です。

ここでは、「小麦色に日焼けをするために、どうするか」について「事前対策と注意点」と、「日焼け後のアフターケア」について解説します。

日焼けの事前対策、日焼けをするときの注意点

まず、日焼けの事前対策や、その際の注意点を解説します。

つよい日差しを避ける

日焼けをするからといって、いきなりつよい日差しの下に飛びだしていくのはご法度。

とくに夏場の午前10時から午後4時の日差しは強く、日焼けには適しません。

一番楽しい時間帯ですが、この時間帯は避けて日焼けをすることが大切です。

日焼け止めクリーム、サンオイルなどをちゃんと活用する

海を楽しみつつ、ついでに日焼けをしたいと思うのは、自然なこと。
そうなると、午前10時から午後4時を避けるというのは、結構難しいことがあります。

その場合、「日焼け止めをもちいることがカギ」となります。

とはいえ男性は、日焼けに対して日焼け止めをもちいることが、ほとんどありません。

ボクはこれ、あまりいい風習ではないと思います。

いい大人が「顔や首に腕の皮が、破れていたり、あとになっていたり、たくさんの水ぶくれがある」場合、どう思うでしょうか。

お世辞にも「清潔さがある」とはいえないでしょう。

キレイに日焼けするためにも、日焼け止めは必要。

ボクは、1年のうち「はじめて日焼けをするとき」は日焼け止めをつかってます。

この時につかう日焼け止めは「SPF2~5程度、PA+程度」が目安。
薄く体全体に塗っています。

これは皮ふの炎症を軽く押さえる程度の、紫外線カット効果を期待するためです。

同様に「紫外線カット効果のあるサンオイル」もおすすめ。

またスプレータイプなどを購入すると、一人でも背中に噴霧できるので便利ですよ。

長時間焼かない

キレイな小麦肌を手に入れるためにも、それを維持するためにも「長時間焼かない」ことを意識すべき。

ついつい「日焼けするなら黒くなりたい」と思ってしまい、2時間も3時間も日に焼いてしまう人がいます。
これは明らかな焼き過ぎです。

体質によっては過剰なサンバーンを引き起こすし、それなのにあまり黒くならないってことがあります。
ボクが昔失敗した理由はこれです。

小麦肌を手に入れるために必要な時間の目安は、夏場でおよそ30分から60分程度です。

一回で焼こうとせず、短時間の日焼けを複数回に分けておこなうことが大切。

あまり黒くならない人は、10分から20分を、3~4日おきに試すとよいでしょう。

またこのように複数回に分けて焼けば、皮ふが過剰に黒くなってしまうことも防げます。

小麦肌は一日にしてならず」という意識をもって、日焼けを楽しみましょう。

ビーチパラソルを活用して脱水症状対策もおこなおう

ビーチパラソルは、オシャレ感を演出するための小道具じゃありません。

これは過度な日焼けを防止するための、重要なツールです。
肌を焼きすぎても、いいことはありません。

また紫外線だけでなく、直射日光もカットしてくれます。
そのため脱水症状を引き起こすのを予防できます。

水分をちゃんと補給する

皮ふの正常な活動には、水分補給が重要です。
きれいな日焼けには、脱水症状対策も必要です。

皮ふに潤いがないと、重篤なサンバーンを引き起こしたり、シミ・シワ・たるみの原因になります。

水分をこまめに取りながら日焼けをしましょう。

みなさんは「セレブがビーチパラソルで横たわりながら、サングラスをし、ジュースを飲んでいる」という光景を、ドラマや映画の中で見たことがあるでしょう。

実はこれ、「きれいな日焼けをするための王道スタイル」なんですね(笑)。

日焼け後のアフターケア – これを怠ると皮ふにダメージが

続けて、日焼け後のアフターケアを解説します。

そもそもアフターケアを怠ると、日焼けのデメリットが猛威を振るいます。
加えて、キレイな日焼け維持もできなくなります。

日焼けというのは、サンタンもサンバーンも、いうなれば紫外線により皮ふにダメージを受けた状態。

したがって、日焼け後のアフターケアは、正しくおこないましょう。

アフターケアは3日間と2週間を基準に

日焼けのアフターケアは3日間2週間が基準となります。

まず日焼けした後の3日間は、皮ふに直射日光が当たらないよう注意が必要。

また、サンバーンによる炎症を抑える必要があります。
そのためには、お風呂やシャワーを活用します。

1日目は優しいシャワーを使って冷たい水で洗ったり、風呂桶に水をためてつけます。
皮ふにこもった熱を取り除きましょう。

皮ふに過度な刺激を与えてしまうため、この日は石鹸やボディーソープなどを使ってはなりません。
お湯に浸かるのも厳禁です。

また水から上がったあとは、女性も男性も保湿クリームをかならずつかいましょう。
男だからといって、これをやらないのは避けるべきです。
これを怠ると、あとから皮ふの皮が剥けたり、痒くなったりします。

保湿クリームは買っても数百円、全身に塗っても5分とかかりません。

1日目から3日目のケアはとても大切。
日焼けで皮が剥けないためには、このような手間を惜しんではなりません。

さらに2日目3日目は、お風呂に入る際も、アカスリなどを使わないようにします。

ボディーソープや石鹸なども使用しないほうがよいのですが、実情はそうもいきません。
ボクはボディーソープを手で十分に泡立てて、手のひらで全身を優しくあらっています。
この間も、水浴びにとどめます。

ここまでやれば、4日目には赤らみの原因となっていたサンバーンの症状は和らいているはずです。

4日目も赤らみが取れない場合、皮ふ科の受診も検討しましょう。
なお皮ふに痛みがある場合は、日数に関係なく病院を受診します。

メラニン色素が定着するのは1週間から2週間とされており、ケアの目安となります。

このときより、皮ふの赤みや痛みに水疱等がなければ「ぬるま湯程度のお湯なら浸かってもよい」とされます。

アカスリをつかう場合もできるだけ優しくしましょう。
基本的には新陳代謝に任せることが、アフターケアの肝となります。

アフターケアの基本は栄養や水分をちゃんと補給すること。飲酒もほどほどに。

日焼け前の対策と同様に、毎日ちゃんと水分補給が必要です。
皮ふの保湿も続けましょう。

どの程度の水を飲むかについては色々と意見があり、たとえばコップ8杯分の水を摂取するとよいとされています。
一番簡単なのは、いつもより多めに水を飲むことを意識することでしょう。

このようなケアは、2週間続けておこないます。
新陳代謝を正しくうながすことで、きれいな小麦肌を作り上げていくわけです。

食べ物についても肌を生成するのに必要な栄養や、新陳代謝を助ける栄養を意識します。

  • ビタミンA・C:抗酸化作用、UVAによる老化の抑制。かぼちゃ・人参・ブロッコリーなどの緑黄色野菜、フルーツなど。
  • ビタミンE:血流改善、新陳代謝改善。大豆やナッツなどの豆類、ごまなど。
  • タンパク質:肌のベースとなる栄養分。肉・魚・大豆など。
  • 亜鉛:新陳代謝改善。牡蠣・しじみ、のりや納豆など。

また、飲酒は脱水症状の引き金になります。
脱水症状になると新陳代謝が衰えるため、日焼けに悪影響を与えます。

お酒好きにとっては大変だけど、きれいな小麦肌を手に入れるため我慢しましょう。

この章のまとめ:

  • 日焼けをするときは、つよい直射日光を避ける。日焼け止めやサンオイルなどを活用し、水分補給に気をつける。
  • 肌を焼く時間は短くし、自分の好みの色になるまで、回数を積み重ねると自然な小麦肌になりやすい。
  • 日焼けをしたあとは3日間と2週間を目安にケアする。
  • 1日目は水浴びだけ、2~3日目は手にボディーソープなどで優しく水洗い。それ以降はぬるま湯で。
  • 食事も新陳代謝を助けるものを意識したい。

日焼けで皮剥けが起こったときの対処法

ここで紹介した方法を実践してこなかった方。
実は多いんじゃないでしょうか?

それにせっかくのアフターケアを怠ってしまったって人も多いでしょう。

そこで、「すでに皮剥けが起こった方がおこなうべき対処方法」も解説します。

無理にはがさない

水疱や皮剥けがある場合でも、「それを自分の手で破いたり、剥がしたり、水疱を潰したり」してはなりません。

皮剥けは「ターンオーバー(Turnover、角化)」のメカニズムで起こる自然現象です。

炎症を受けた皮ふが自然に剥離し、その下に生まれてきている新しい皮ふと入れ替わる現象です。

よく、皮が剥がれてくるのは「表面の皮が死んだから剥がれてくるので、自分で剥がしても問題ない」という誤った解説をしているサイトがあります。
これは大きなウソなので、注意。

そもそも皮剥けは下手に手で処理してしまうと、せっかくの新しい皮ふを一緒にめくり取ってしまうことがあります。

できたての皮ふはまだ十分な免疫機能を獲得していません。

新しい皮ふがちゃんと活動できる頃に、自然と皮が剥がれるようになっています。

あえて自ら皮を剥くのは、新しい皮ふを傷つけ、免疫機能が不十分な状態で働かせることになります。

皮剥けは、年齢によりますが2・3週間程度で収まります。
ただし、50代前後は4週間程度かかることもあるようです。

そう考えると、ボク達世代は正しい対策をしたいものですね(苦笑)。

保湿と水分補給が肝

皮剥けがおきたときも、日焼け後のアフターケアと同じです。
保湿クリームで皮ふを保湿し、水分補給をこまめにおこないます。

飲酒も控えます。

かゆみが我慢できない場合や、皮ふの剥がれや見た目が気になる場合

日焼け後に皮剥けが起こったときや、どうしてもかゆみが我慢できない場合や、皮のめくれが気になることもあるでしょう。

基本的には、やはり掻いたり、皮を剥いたりしてはなりません。

それでもつよいストレスを感じてしまう場合は、以下のような対策をおこないます。

  • 次亜塩素酸水(微酸性電解水)などの低刺激の機能水で除菌する
  • 保湿クリームを塗ってかゆみを抑える
  • どうしても皮のめくれが気になる場合、めくれている周囲のギリギリを布や脱脂綿で優しくこする

次亜塩素酸水は近頃注目されている機能水。
水が主成分なのにアルコールや強酸性水よりも除菌力が高く、かつ安全です。
最近では百均などでもミニボトルのスプレータイプが販売されているので、探してみるといいでしょう。

また保湿クリームをつかうことで、かゆみが幾分和らぎます。
皮剥けにより表皮が直接空気に触れることを避けられるため、皮剥けの治りも良くなります。

また皮剥けがどうしてもきになる場合、剥けている端の皮だけをはがすことは構いません。
一気に剥がれたりしないように、綿棒や布で、端の皮だけを優しくこすります。
これだけで痒みや心労が減ることもあるでしょう。

この章のまとめ:

  • 無理にはがさない。
  • アフターケアと同様に、飲酒を控え、水分補給と皮ふの保湿をおこなう。
  • 痒みがある場合、次亜塩素酸水などの低刺激性の殺菌薬で除菌。
  • 保湿クリームでも痒みが和らぐ。
  • どうしても皮剥けが気になるなら、皮剥けのキワだけを綿棒でこすって剥がそう。

最後に

今回は、ボクがこれまで日焼けにたいしておこなってきた対策や、実際に調べてきた情報を網羅的に解説しました。

そもそも、やはり日本人は小麦肌が好きということが、今回調査して改めて示されたことは大きな収穫でした。
ボクの努力は無駄じゃなかったんだなと。

最近は色白がブームのようなイメージを持っていましたが、2019年でも小麦肌は好感が持たれやすいわけです。

この記事が、小麦肌を手に入れたいと思っている方や、日焼けをしたくても赤くなってできなかったボクのような方、またうまく日焼けができず皮膚が荒れてしまった方に、届けば嬉しいです。

一緒に楽しく日焼けライフを満喫しましょう!

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