母の日にアメリカではカーネーションを贈るの?由来や贈り物をする意味

アメリカでも母の日に贈られるカーネーション

5月の第2日曜日は母の日。母の日には、贈り物としてカーネーションを贈ることが多いことと思います。

そんな母の日の贈り物として大定番となっているカーネーションですが、その由来について、あなたはご存知でしょうか。

母の日の風習はもともとアメリカから伝えられたものとされていますが、意外とくわしい由来になるとチョット・・・。ということも多いかもしれませんね。

ということで、今回は母の日に贈るカーネーションのアレコレについて、紹介したいと思います。


由来は「母の仕事の日」のアン・ジャービスが好きだったこと

アメリカでも母の日に贈られるカーネーション

では母の日になぜカーネーションを贈るようになったのでしょうか。

母の日はアメリカで発祥したものという説が最も有力とされているようですが、その説によると、次のような由来があるようです。

母の日の由来

アメリカで起きた南北戦争中、「母の仕事の日」と称して女性たちを集め、敵味方関係なく負傷兵の救護や衛生管理を行ったアン・ジャービスという女性がいたそうです。その「母の仕事の日」の活動にヒントを得て、生まれたのがもともとの「母の日」と言われています。

しかし、実はその「母の日」はそれほど普及することがなかったそうです。

現在に伝わっている「母の日」は、ジャービスが亡くなってから2年が経過した1907年5月12日、娘のアンナが、母が生前に日曜学校の教師をしていた教会で記念会を開催し、その記念会の時に、母のジャービスが好きだった白いカーネーションを祭壇に掲げたことが始まりだと言われています。

そのアンナの母への想いは多くの人の感動を呼び、そのなかで母を思い出すことの大切さを認識した人々が集まって、翌年の1908年5月10日に同教会で「母の日」として最初のお祝いが開かれることになったそうです。

ちなみに、最初の「母の日」のお祝いのときに、アンナが、記念会でも祭壇に掲げた、母が好きだった白いカーネーションを参加者全員に贈ったことから、白いカーネーションが母の日のシンボルになったと言われています。

アメリカの「母の日」はあらゆる母に感謝を伝える盛大なイベント

母の日のカーネーションの贈り物は、先にも少々書きましたが、ジャービスの娘のアンナが、亡き母へ白いカーネーションを贈ったというのがその始まりです。

これが、亡き母へは白いカーネーションを、母が健在であれば赤いカーネーションを贈るという習慣へと変わっていき、今に伝えられています。

日本では自分の母親へ(または義母へ)感謝の気持ちを伝える日として親しまれる母の日ですが、アメリカでは、母となった妻や娘へ、また名付け親となってくれた人へと、あらゆる人(母)への感謝の気持ちを伝える日とされているそうです。

そして、アメリカではカーネーションを贈るのかということが気になるかもしれませんが、現在のアメリカでもカーネーションは贈られているようです。

そのほかの贈り物も日本と大体同じような感じで、カーネーション以外にも、メッセージカードとともに、バラやそのほかの花の花束、アクセサリー、洋服など、いろいろなプレゼントを贈るそうですよ。

最近はカーネーションの花束もカラフルなものが人気

日本でも、母の日の贈り物というと赤いカーネーションが定番ですよね。

もともとは、亡き母へは白いカーネーションを、母が健在であれば赤いカーネーションを贈る習慣として、アメリカから伝わった母の日でしたが、小さな子どもの気持ちに配慮し、1960年に赤に統一されたのだそうです。

お母さんがいない子は「白いカーネーション」を、お母さんがいる子は「赤いカーネーション」を贈るとすると、小さな子どもの気持ちを傷つけてしまうのでは?ということに配慮したというワケです。

なんだか、日本人らしくやさしい気配りが感じられる話ですね。

ところで、現在の日本では、いろいろな色のカーネーションで作った、カラフルな花束の贈り物も人気があるのだとか。この機会に改めて、お母さんにぴったりと似合うカーネーションをチョイスして、花束を贈ってみるなんて言うのも素敵かもしれませんね。

まとめ:母への感謝の気持ちをあらためて見直してみませんか?

母の日にカーネーションを贈る理由や、カーネーションの色の意味などについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

母の日の由来や、贈り物の意味、その当時の人たちの気持ちへと思いをはせてみることで、そのイベントの大切さを改めて認識することができそうですね。

ちょっと調べてみたところ、最近の母の日では、カーネーションなどの花と一緒にスイーツを贈るという組み合わせが年代を問わずとても人気があるんだそうです。

日ごろなかなか伝えることのできない、母への感謝の気持ち、そしてストレートにその愛を伝える気持ちを、母の日をきっかけに、あらためて見直してみるというのもよいかもしれませんね。

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