菖蒲をお風呂に入れる意味 端午の節句は1番縁起が悪い日ってホントなの!?

4月も中頃になると、ゴールデンウィークが気になってきますよね。

大型連休には、どこに行こうかと遊びの計画も気になるところですが、男の子がいるパパやママにとっては「こどもの日」をどうしようかということも気になっているのではないでしょうか?

多くのパパやママが「こどもの日」で気になることといえば、五月人形を飾る時期鯉のぼりを飾る時期などがあると思いますが、意外と菖蒲をお風呂に入れる意味について気になる方も多いようです。

実は、ボクも男の子がいるのですが、こどもの日に菖蒲湯に入ることについては、恥ずかしながら、イマイチ分かっていませんでした。

そこで、ボクも気になって調べてみたので、紹介したいと思います。

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菖蒲湯に入るのは無病息災を祈るため

こどもの日に菖蒲湯に入るパパと子供

古代に、菖蒲は中国から邪気を払う植物として伝わったそうです。そのため、古代の宮中では軒下に差したり、冠や髪に、菖蒲蔓(あやめかずら)と呼ばれる厄除けとして身に付けたりしたのだとか。

そのような厄除けとしての意味を持つ菖蒲を浮かべた湯に入るのは、無病息災を祈る意味があり、端午の節句に菖蒲湯に入ると一年を元気に過ごすことが出来るとされています。

毎年、菖蒲湯に欠かさず入っている人からは、菖蒲湯に入ると、一年ごとに新たな気持ちになるといった意見もチラホラ聞こえました。日本人の感覚として、菖蒲の香りに何かを感じるからなのかも知れませんね。

菖蒲の葉は湯に浮かべると、とても良い香りがしますよね。あなたも、菖蒲湯に入ったことがないのなら、ぜひ良い香りを一度試してみてくださいね。

端午の節句に菖蒲で厄除けするのは「1番縁起が悪い日」だから

端は「モノのはじ」、すなわち「始まり」を意味することから、もともと「端午」とは午の月の初めの午(うま)の日を指していたそうです。旧暦で「午の月」にあたるのが、現在の5月ですので、5月の初めの午の日が「端午」だったんですね。

その後、「午(うま)」の読みが「五」に通じるということから、端午の節句は毎月5日になり、さらにその後、従来の端午の節句の中でも5が重なる5月5日を端午の節句と呼ぶように変わっていったそうです。

では、何で端午の節句に菖蒲で厄除けしたの?ということが気になりますよね。

実は、古代中国では、午の月は縁起が悪い月と考えられていたそうです。さらに、その午の月の中で、最初の午の日にあたる日は1番縁起が悪い日と考えられていたのだとか。

そのため、古代中国では、端午に、邪気を払うと考えられていた菖蒲を浸したお酒を飲んだりしたそうです。そして、この風習が古代の日本に伝わりました。

古代の日本には、日常に悪い影響を及ぼすものを嫌って、行事や儀式などで取り除くという文化があり、災厄を避けるために、いろいろな行事が作られたのもこの頃なのだとか。

そのような時代だからこそ、端午の節句は中国から伝わり、定着していったのかもしれませんね。

武士の台頭により貴族たちの風習が民間に伝わった

武士が台頭するようになると、「菖蒲」の語感から、武道・武勇を重んじることという意味の「尚武」を連想するようになっていきました。

それに伴い、古代から宮中で厄除けとして身につけられていた、前述の菖蒲蔓(あやめかずら)が、やがて菖蒲(しょうぶ)で兜を作る、菖蒲兜(しょうぶかぶと)
として、武士たちの間に伝わっていったそうです。

きっと、武士たちが戦場での武運を願って作ったのでしょうね。

その後、端午の節句は武家において、いずれ成長して武士となる男の子のための行事となっていきますが、武士の行事となっても「菖蒲」を重んじる風潮は、そのまま引き継がれ、”菖蒲湯”や”菖蒲酒”などとして、民間に広まっていったそうです。

さらに江戸時代には、端午の節句が将軍家の大切な節句となったことで、いよいよ民間においても盛んになります。「菖蒲打ち」といわれる、菖蒲の束を地面に打ち付けて音の大きさを競うという遊びが子供たちに流行していたことなどからも、その盛んな様子を感じることができます。

このように、菖蒲の意味を考えていくと、端午の節句とは切っても切れないものであることが分かりますね。

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まとめ:菖蒲湯のショウブと花菖蒲は別物

今回は、こどもの日に菖蒲湯に入る意味について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

ところで、菖蒲と似たような名前の花菖蒲(はなしょうぶ)がありますが、この花菖蒲、菖蒲湯に入れる菖蒲とは別物と知っていましたか?

五月人形を見ると、花菖蒲が飾ってあったりするので、ボクはてっきり花菖蒲をお風呂に入れると思っていたのですが、お風呂に入れるのはあくまでも菖蒲で、花菖蒲ではないそうです。

花菖蒲といえば、このようなヤツですね。↓
菖蒲湯には入れない五月人形とともに飾る花菖蒲

そもそも、菖蒲(しょうぶ)が大和時代に中国から伝えられたとき、朝廷は「菖蒲(しょうぶ)」という名前を与えましたが、一般的には「菖蒲」と書いて、「あやめ」もしくは「あやめぐさ」と呼ばれていたのだとか。

そして、江戸時代、端午の節句の風習が民間に広まったとき、花が咲くあやめとして、菖蒲が改良され、花菖蒲ができたそうですよ。

もう一度言いますが、花菖蒲ではなく、菖蒲を入れるのが正しい菖蒲湯です。
ボクのように、くれぐれも間違えないようにしてくださいね(笑)

↓ちなみに、分かりづらいですが、こちらが菖蒲湯に入れる菖蒲です。

菖蒲湯に入れるショウブ

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