あなたは小学校を卒業されて使わなくなったランドセルをどうしていますか?
お子さんが小学校を卒業されて、もう使わないランドセルが押し入れの中などにしまってある家庭が多いと思いますが、実際には思い出が詰まったランドセルをなんとなく処分するのがもったいなくてどうしたらいいんだろう・・・と思っているのではないでしょうか??
そこで今回は、使用済みのランドセルをどこかに寄付することができないか、寄付事業を行っている団体や具体的な送り方などを調べてみたので紹介したいと思います。
サクッと流し読み
ランドセルは経済的に貧しい国の子どもに団体などを通じて寄付できる
調べてみたところ、使い終わって間もない、まだきれいな状態のランドセルであれば「経済的に貧しい国の子どもたちに寄付する」という方法があるのだそうです。
ランドセルは高価であることに加え、思い出がたくさん詰まったもの。せっかくなら、ただ「ゴミ」として処分するだけではなく、できることなら、本当に必要としている子どもたちに使って欲しいですよね。
ランドセルを寄付するという方法であれば、日本の小学校6年間で役目を果たしたランドセルも、海を渡って違う国の子どもたちの手に渡り、また学校生活における大事な役割を果たすことができるのです。
ランドセルは具体的にどこに寄付したらいいの?
では、まだ使える使用済みランドセルをどこに持っていったらいいのか、寄付の具体的な方法についてご紹介したいと思います。
次のように、ランドセル寄付事業をしている団体はいくつかあるようです。
上記のうち、毎年発展途上国へのランドセル寄付事業を行っている公益財団法人「JOICFP(ジョイセフ)」では、毎年日本全国から集められた使用済みのランドセル10000個以上をアフガニスタンを中心に輸送しているのだとか。
「想い出のランドセルギフト」という名の支援事業のもと、ランドセル回収から、海外輸送、そして現地に到着してからの現地の子どもたちにランドセルを手渡すまでの働きをしています。
公益財団法人「JOICFP(ジョイセフ)」に具体的にランドセルを送る場合
たとえば、この公益財団法人「JOICFP(ジョイセフ)」を通して寄付をしたい場合には、まず、現金1800円もしくは書き損じハガキ(52円はがきの場合)46枚以上を寄付することを最初に行う必要があります。
これはアフガニスタンにランドセルを輸送するための海外輸送費としての寄付になりますが、ランドセル1つに付き、これだけの額が日本からアフガニスタンまでの海外輸送費として掛かるということなんですね。
そして、次にランドセルをJOICFP(ジョイセフ)の倉庫へ送ります。
ジョイセフにランドセルを送る前に、そのランドセルが寄付できるものなのか、ちゃんと確認しましょう。
取っ手や肩掛けベルトが破れていたり、バックルがしっかり閉まらなかったり、ランドセルの表面の皮が劣化によりボロボロになっていたりしている場合には、ランドセルをせっかく送っても、贈り物として使うことができません。
意外と気が付かないところなのですが、豚皮製のものも宗教上NGとされることから、寄付されず廃棄処分となるようですので、注意しましょう。
また、ジョイセフにランドセルを送る際には、ランドセルと一緒にボールペンや色鉛筆、ノート、消しゴムなどの学用品も一緒に詰めて送ることができます。
ただ、学用品を送る場合にも、はさみやカッターなどの刃物、ぬいぐるみ等のおもちゃ、クレヨン、ホッチキス、シャープペンシル、衣類など送ることができないものがあるほか、ランドセルに付いている防犯ブザーやカバー、お守りについてもランドセルから外す必要があります。
公益財団法人「JOICFP(ジョイセフ)」のランドセル回収期間
公益財団法人「JOICFP(ジョイセフ)」では、ランドセルの回収期間も決まっています。
たとえば2015年でいうと、小学校の卒業式が終わって中学校へ入学するまでの春休み期間や新生活が落ち着いたゴールデンウィーク、大型連休であったシルバーウィークなど、比較的ランドセルを送る準備がしやすい、春(3月10日~5月31日)と秋(9月1日~10月15日)の2回を回収期間としています。
まとめ:ランドセルをただのゴミで終わらせるのはもったいないです。
今回はランドセルの寄付の方法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
こうして日本から送られたランドセルは、現地の子どもたちが学校へ行く機会を作ります。子どもたちがみんな学校へ行くことができるようになれば、さまざまな知識を身に着けることができ、少しずつ豊かな生活ができるようになるかもしれません。実際に寄付された数々のランドセルの配布により、現地の人々への教育関心が高まり始めているのだそうです。
届けられたランドセルは現地協力NGOのスタッフによって1つ1つ手渡されるそう。HPには、ランドセルを両手に抱え嬉しそうにしている子供たちの写真が掲載されています。
思い出の詰まったランドセル、できることなら、ただのゴミとして捨てるだけではなく、必要としている子どもたちに送ってみませんか??
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