あなたは仕事中に「ブツブツ」とつぶやいてしまうことありませんか?
また、一緒に仕事をしている隣の同僚が「ブツブツ」と、なにか奇妙な独り言を言っているのを聞いたときに「え、ナニナニ?まさか病気!?」と変に思ったことはないでしょうか??
そこで今回は、気になる仕事中の独り言にスポットをあてて、少しお話ししてみたいと思います。
サクッと流し読み
オフィス内でよく聞く独り言 実は精神状態のバロメーター
「あ、ヤバい!間違えた・・・」
「んもーホントむかつくー。」
「あーん、なんでぇ・・・?」
あなたが無意識に独り言を発してしまうのは、1人でパソコンを見ながら仕事をしているうちに、ふと気が付くと考え事や悩み事をしてしまっていたときなどではないでしょうか?
もしかすると、そういうときの独り言は“つぶやき”や“八つ当たり”のような内容かもしれません。
そのような独り言がクセになってしまっている人、実は自分だけかと思いきや、上司などの立場にいる方でも結構多くみられますよね・・・。
今回は独り言を発してしまう意味や原因を心理学的な観点から調べてみました。
独り言には「ストレス」が深く関係している
心理学では、独り言を発してしまう原因の1つとして、「セルフコントロール」、つまり、“自己抑制”が深く関係していると考えられているそうです。
独り言は『自分の内側の精神と外側の自分との対話』であり、独り言をつぶやくことで、内側に秘める自分の思いが外に出ているのだとか。
この内側の思いや考えとは、すなわち、自分の中の「迷い」や「これでいいのか?と悩んでいる部分」であり、この思いや考えを外に出すことによって「自分は悩んでいるんだ」という自己肯定感につながるとのこと。
そして、自尊心(ありのままの自分を尊重し受け入れること)を保つことには、外部のストレスから自分を守ったり、内と外の自分のバランスを保ったりするような働きがあるのだそうです。
1つの傾向として、独り言をつぶやく場面が多いと考えられる状況には、仕事上での悩みや疎外感、思いがけないミスが重なり、パニック状態に陥ってしまったときがあります。
さらに、精神的に不安を抱えていたり、職場の人間関係がうまくいっていなかったりする時などにも、独り言をつぶやくことが多くなるといわれています。
うつ病を患ってしまった方のなかにも、独り言をつぶやいている方が多く見られますが、これは精神的に病んでしまった自分の精神バランスをどうにかして保とうとしている状態なのだそうです。
独り言の内容によって自分の精神状態がわかる
独り言をつぶやいているからといって、すぐに病気というわけではありません。
仕事上において「えーっと、次にコレをして、終わったらアレするでしょ・・・」などと、これからの具体的行動を口に出している場合や、仕事ではありませんが、テレビのバラエティ番組などを見ながら「なんでそうなんねん!?ちゃうやろ!」などと「ツッコミ」を入れてしまうというのは、よくあるシチュエーションです。
そのような方の独り言は、「ストレス発散」や「脳内の整理」、または「緊張をほぐすため」の独り言であるため、気にしなくても大丈夫なのだとか。
逆に、ネガティブな内容の独り言、例えば、仕事をしながら「もういやだ・・・」とか「ハァ、疲れたぁ・・・」などといった、ため息交じりの独り言については、独り言をつぶやいている方が精神的に弱っている可能性があるため、注意する必要があるようです。
もし、あなたがそのようなネガティブな内容の独り言をよくつぶやいている状態なのであれば、誰かに話を聞いてもらったり、ドライブや映画など、好きなことに没頭する時間を過ごすなどの方法により、リフレッシュすることが必要かもしれません。
逆に、周りにそういう人が居たときには、その状態にもよりますが、食事に誘ったり、話かけてあげたりするなどの方法により、少しでも、溜まっているものを吐き出させてあげた方がよいかもしれませんね。
まとめ:現代はストレス社会!うまく息抜きをしていきましょう
今回は仕事中の独り言についてお話してみましたが、いかがでしたでしょうか。
うまく息抜きを!と一言でいっても、多忙な余裕のない現代では、なかなかうまく息抜きなんてできないものですよね。
場合によっては、上司や社内にいる心理カウンセラー、医師などに相談した方がよいこともあると思います。あなた自身が精神的な疲れを感じている場合や同僚に異変を感じた場合には、1人で悩まず、まずは専門家に相談した方がよいでしょう。
厳しいかもしれませんが、あなたの健康まで会社は面倒を見てくれません。
家族を守るため、そして何よりあなた自身が人生を楽しむために、身体もココロも、健康を守っていく方法をぜひ見つけるようにしてくださいね。
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